光学用のフィルム製造で使われる成膜用のロールは、外径3mを超える程の大型化が進んでいます。また、フィルムの要求品質が向上するに従い、ロールの表面粗さはRy0.1以下の鏡面性が求められております。
当社はこれらの要求にお応えするとともに、人間の目視限界である0.05mm程度の欠陥（凹み）も排除し、表面を無欠陥の鏡面状態に仕上げた国内最大級の成膜ロールを製作可能です。

フィルム製造で使用されるロールは、大型化と共に、長尺化と高回転化が求められております。
当社は10mを超える長尺ロールを製作から表面処理まで一貫して対応できる設備を保有しております。
また、特殊な内径ボーリング設備により、肉厚精度50ミクロン以内の加工を可能とし、高速回転にも対応しております。
また、サクションロール等、特殊ロールの製作実績も多数ございます。

二次電池電極製造用のプレスロール・光学フィルム製造用のコーターロール等は、ミクロンオーダーの高精度が求められております。
当社は、振れ精度1ミクロン以下のロールを製作できる国内でも数少ない会社です。また、シート製造用カレンダーロールに欠かせない高温使用環境での精度保証を可能とする、熱間研磨機も保有しております。

当社では、クロムめっきロールの他に用途に合わせてWC溶射ロール、テフロンコーティングロール、CFRPロール、銅めっきロール、超快削性めっきロール等、多種多様なロールを自社設備にて製作しております。
また、これらを組み合わせた複合表面処理も可能です。

ロールの再生修理はもちろんの事、多数のラインナップからお客様の用途に応じた皮膜を提案致します。
また、ロールをお客様の設備に設置したままで行う、現地補修サービス（出張工事）も承っております。